シフォン :
(手すりに腰掛け…足を投げ出している)
ツムギ :
闇に紛れる!
ツムギは[ステルス]でなくなった
ツムギは[
ステルス]になった
ツムギは[ステルス]でなくなった
ツムギ :
……シフォン様?(見覚えある後ろ姿に、不確かなまま恐る恐る声を掛けて。
……シフォン様?(見覚えある後ろ姿に、不確かなまま恐る恐る声を掛けて。
シフォン :
…あら、ツムギ。(声と同時に体が一度掻き消え…
…あら、ツムギ。(声と同時に体が一度掻き消え…
シフォン :
(すぐにその場に腰掛けたまま、そちらを向いた状態で現れる。
(すぐにその場に腰掛けたまま、そちらを向いた状態で現れる。
ツムギ :
……(人の域を超えた事象を目の当たりにし、茫然と。)
……(人の域を超えた事象を目の当たりにし、茫然と。)
ツムギ :
……やはり、シフォン様でしたか。こんな酷い雨の中なのに、一体何を?
……やはり、シフォン様でしたか。こんな酷い雨の中なのに、一体何を?
シフォン :
んー……退屈しのぎかしら。今日は街中は静かだし…ここで待ち受けて見ようと思って。(雨も気にすることなく。流水は問題ないようだ。
んー……退屈しのぎかしら。今日は街中は静かだし…ここで待ち受けて見ようと思って。(雨も気にすることなく。流水は問題ないようだ。
ツムギ :
退屈しのぎ……でしょうか。それは、……否、こんなことは無いとは承知の上です。然し、万が一にも、シフォン様を脅かす者がやって来たとしても?
退屈しのぎ……でしょうか。それは、……否、こんなことは無いとは承知の上です。然し、万が一にも、シフォン様を脅かす者がやって来たとしても?
シフォン :
ふふ…人に怯えて過ごすなんて…らしくないでしょう?心配してくれるのは嬉しいけどね。(くす、と笑う。
ふふ…人に怯えて過ごすなんて…らしくないでしょう?心配してくれるのは嬉しいけどね。(くす、と笑う。
ツムギ :
は、はいっ。強く、凛々しいシフォン様ですから。出過ぎたツムギの非礼をお許しください……
は、はいっ。強く、凛々しいシフォン様ですから。出過ぎたツムギの非礼をお許しください……
シフォン :
ええ、大丈夫よ。気にしなくていいわ。(微笑まし気に見て。
こうしてツムギが来てくれたわけだし、なおさら心配ないでしょうし。
ええ、大丈夫よ。気にしなくていいわ。(微笑まし気に見て。
こうしてツムギが来てくれたわけだし、なおさら心配ないでしょうし。
ツムギ :
ぇ、あっ……(憬れる存在から優しく言葉を掛けられると、たじろいでしまって。
ぇ、あっ……(憬れる存在から優しく言葉を掛けられると、たじろいでしまって。
ツムギ :
……御期待に添えるよう、努めましょう。(深呼吸してから、ようやく返事。)
……御期待に添えるよう、努めましょう。(深呼吸してから、ようやく返事。)
シフォン :
ふふ…頼りにしてるわ。(いつものように、楽しげにその様子を眺めて。
ふふ…頼りにしてるわ。(いつものように、楽しげにその様子を眺めて。
ツムギ :
ただ、跪いているだけを忠義と呼ぶわけにはいきませんから。
ツムギに出来ることであれば、何だってして見せたい。
ただ、跪いているだけを忠義と呼ぶわけにはいきませんから。
ツムギに出来ることであれば、何だってして見せたい。
シフォン :
あなたは良く働いているわ。胸を張りなさいな。成果もあげているのでしょう?
あなたは良く働いているわ。胸を張りなさいな。成果もあげているのでしょう?
ツムギ :
……恥ずかしながら、白十字の捕縛に、幾度と失敗し続けております。
少しずつではありますが、彼らの戦力を摺り減らすことが出来ていると願いたいものです。
……恥ずかしながら、白十字の捕縛に、幾度と失敗し続けております。
少しずつではありますが、彼らの戦力を摺り減らすことが出来ていると願いたいものです。
シフォン :
例え捕まえられなくても……此処には剣があると誇示しておくだけでも、効果はあるんじゃないかしら?
例え捕まえられなくても……此処には剣があると誇示しておくだけでも、効果はあるんじゃないかしら?
ツムギ :
シフォン様……(自身を認めて貰えるような声掛けに、嬉しそうに視線を送って。やがて、雨音に混じり気配が増えたような感覚。ふと、路の先に視線を移した)
シフォン様……(自身を認めて貰えるような声掛けに、嬉しそうに視線を送って。やがて、雨音に混じり気配が増えたような感覚。ふと、路の先に視線を移した)
オルロック :
(かつん、かつんっと何かを突いているような、そんな音を響かせその者は現れる
(かつん、かつんっと何かを突いているような、そんな音を響かせその者は現れる
シフォン :
(手すりに腰掛けたまま、視線を向けた)
(手すりに腰掛けたまま、視線を向けた)
オルロック :
(暗い夜道を消し去り、その光は闇がそこにあるのを許さぬかのように燃え盛る炎を携えて、それはやって来た
(暗い夜道を消し去り、その光は闇がそこにあるのを許さぬかのように燃え盛る炎を携えて、それはやって来た
ツムギ :
……! 止まれ、そこの者。(不死人との間に割って入るように数歩動いて。
……! 止まれ、そこの者。(不死人との間に割って入るように数歩動いて。
ツムギは、教団の証を使った。
ツムギは[
教団]になった
オルロック :
……嘆かわしい。(金色の髪を靡かせて、赤い、吸血鬼のような真紅ではなく太陽のような燃え盛る赤を宿した瞳を目の前に向けて
永遠なる炎の導きにより、この地に巣食う闇を討ち滅ぼさんがため参上した。
闇の使徒たる吸血鬼、我らは見逃さぬ。
……嘆かわしい。(金色の髪を靡かせて、赤い、吸血鬼のような真紅ではなく太陽のような燃え盛る赤を宿した瞳を目の前に向けて
永遠なる炎の導きにより、この地に巣食う闇を討ち滅ぼさんがため参上した。
闇の使徒たる吸血鬼、我らは見逃さぬ。
ツムギ :
(言動、振る舞い、そして身のどこかに在るであろう徽章を確かめると)……シフォン様。(背後の不死人に声を掛けて、自らは腰元の刀の柄に手を掛けた。
(言動、振る舞い、そして身のどこかに在るであろう徽章を確かめると)……シフォン様。(背後の不死人に声を掛けて、自らは腰元の刀の柄に手を掛けた。
オルロック :
(手に持った灯火を真っ直ぐと腰掛ける存在へと向け、燃え盛るその熱を見せつけるように。
(手に持った灯火を真っ直ぐと腰掛ける存在へと向け、燃え盛るその熱を見せつけるように。
シフォン :
(腰掛けたまま…姿勢を替えて、面白そうなものを眺めるように…。
(腰掛けたまま…姿勢を替えて、面白そうなものを眺めるように…。
オルロック :
(立ちはだかる者を見ると少し杖を下げて。
我が盟友との盟約により一度は警告する、人の子よ、去るが良い。
(立ちはだかる者を見ると少し杖を下げて。
我が盟友との盟約により一度は警告する、人の子よ、去るが良い。
ツムギ :
ふん。 …………
ふん。 …………
オルロック :
去らぬならば、貴殿を救わねばならん。
去らぬならば、貴殿を救わねばならん。
ツムギは、"紬斬"を使った。
鋭い息とともに抜かれた刀身が煌く。
シフォン :
(剣を抜いたのを見れば…手すりの上に立ち上がって…ゆったり奥へ歩く。
(剣を抜いたのを見れば…手すりの上に立ち上がって…ゆったり奥へ歩く。
シフォン :
闇に紛れる!
ツムギ :
退く道理など、何も無い。
退く道理など、何も無い。
シフォンは[
ステルス]になった
ツムギ :
闘志を燃やす炎は、貴様だけが抱くものではないと知れ。
闘志を燃やす炎は、貴様だけが抱くものではないと知れ。
オルロック :
(杖を向けたまま、ジリジリと間合いを詰めるように…否、直線上に並ぶようにしているのだろう
(杖を向けたまま、ジリジリと間合いを詰めるように…否、直線上に並ぶようにしているのだろう
ツムギ :
(タンッ、と橋の中央へと跳んで、構えを取った。
(タンッ、と橋の中央へと跳んで、構えを取った。
シフォン :
佇む!
シフォンは[ステルス]でなくなった
オルロック :
……盟約に従い警告はした。
ではこれより……貴殿を“救おう”(カンッと、杖を地に叩きつけ音を響かせれば炎が蔓のように伸びて彼女の周りを包み込む
……盟約に従い警告はした。
ではこれより……貴殿を“救おう”(カンッと、杖を地に叩きつけ音を響かせれば炎が蔓のように伸びて彼女の周りを包み込む
ツムギ :
出過ぎた真似を。シフォン様へは近付けさせん。
出過ぎた真似を。シフォン様へは近付けさせん。
オルロック :
(もはや言葉を介する暇もないだろう、灯火はあなたに迫りかかる
(もはや言葉を介する暇もないだろう、灯火はあなたに迫りかかる
オルロック (
アクティブ開始します
)
ツムギ :
往くぞっ——!
往くぞっ——!
オルロックによってアクティブシーンになりました。
Round 1
シフォン :
(静かに、興味深そうに…眺めている。)
(静かに、興味深そうに…眺めている。)
ツムギ :
チャージ!
ツムギは力をためた!
ツムギは[
チャージ]になった
オルロックは移動した。
オルロックは[9,9]へ移動した。
ツムギは、APポーションを使った。
ツムギはAPポーションを飲んだ!
ツムギは7のAPを回復した。
オルロックは移動した。
オルロックは[7,7]へ移動した。
ツムギ :
とんずら!
ツムギは全力で駆け出した!
ツムギはWillを使用した!
オルロック :
ファストステップ…!
オルロックは[9,6]へ移動した。
ツムギは[7,7]へ移動した。
オルロック :
裁きの獄炎…!
底知れぬ闇へと帰れ! 達成値:16
+5
オルロックはWillを使用した!
ツムギ :
ファストステップ!
ツムギは[8,9]へ移動した。
ツムギに19のダメージ
+17
ツムギの
残焔は距離が合わず失敗した。
ダメージを+1d修整した。
ツムギの
残焔はAPが足りず失敗した。
ツムギは[チャージ]でなくなった
Round 2
オルロック :
(俄然より迫り来る颯の一撃を炎の壁を盾にし、移動先を見せぬことでかわし、そのままその炎があなたを襲う
(俄然より迫り来る颯の一撃を炎の壁を盾にし、移動先を見せぬことでかわし、そのままその炎があなたを襲う
ツムギ :
退かないとはな……ならば…!
退かないとはな……ならば…!
ツムギは移動した。
オルロック :
ファストステップ…!
オルロックは[7,5]へ移動した。
ツムギは[8,7]へ移動した。
オルロックは移動した。
ツムギ :
ファストステップ!
ツムギは[7,5]へ移動した。
オルロックは[7,5]へ移動した。
ツムギ :
残焔!
二つの剣閃が紅く煌いた! 達成値:21
+10
オルロック :
聖火の壁…!
炎が広がりあたりを覆う。
ダメージを12軽減!
+15
オルロックに4のダメージ
+16
オルロックに9のダメージ
+16
オルロックの
裁きの獄炎はAPが足りず失敗した。
ダメージを+1d修整した。
Round 3
オルロック :
(あらかじめそれがくることがわかるかのように防御壁を展開し
(あらかじめそれがくることがわかるかのように防御壁を展開し
ツムギ :
残焔!
二つの剣閃が紅く煌いた! 達成値:22
+10
オルロック :
聖火の壁…!
炎が広がりあたりを覆う。
ダメージを15軽減!
+15
オルロックに1のダメージ
+16
オルロックに3のダメージ
+16
オルロックは移動した。
オルロックの行動は失敗した。
ツムギ :
紬斬!
紬は断ち斬られた——
オルロックの
裁きの獄炎はAPが足りず失敗した。
ダメージを+1d修整した。
ツムギの
移動はAPが足りず失敗した。
Round 4
オルロック :
……奥の手も使い果たした。
では、焼かれるといい。
……奥の手も使い果たした。
では、焼かれるといい。
ツムギ :
ここで折れては、それこそ有象無象に身を落とすことを認めるも同義……
ここで折れては、それこそ有象無象に身を落とすことを認めるも同義……
ツムギは、マルチポーションを使った。
誰に使いますか?
ツムギが[ツムギ]を選択しました
ツムギは13回復した。
ツムギは5のSPを回復した。
オルロック :
裁きの獄炎…!
底知れぬ闇へと帰れ! 達成値:15
+5
ツムギは抵抗しようとした。
ツムギは抵抗に失敗した。 達成値:13
+3
ツムギに22のダメージ
+17
ツムギは[
重傷]になった
ツムギは攻撃した。 達成値:18
+8
オルロック :
聖火の壁…!
炎が広がりあたりを覆う。
ダメージを10軽減!
+15
オルロックに9のダメージ
+18
ダメージを+1d修整した。
Round 5
オルロック :
……落としきれん…か。
一手しくじった…余裕は…ない。
……落としきれん…か。
一手しくじった…余裕は…ない。
ツムギ :
……ならば、次の一手に全霊を込める。互いにな——!!
……ならば、次の一手に全霊を込める。互いにな——!!
ツムギ :
残焔!
二つの剣閃が紅く煌いた! 達成値:15
+10
オルロック :
聖火の壁…!
炎が広がりあたりを覆う。
ダメージを12軽減!
+15
オルロックに7のダメージ
+16
オルロックに7のダメージ
+16
オルロックは[
重傷]になった
オルロックは[
気絶]になった
オルロック :
あぁ、神を…。
ダメージを+1d修整した。
ツムギは移動した。
ツムギは[7,5]へ移動した。
Round 6
オルロック :
……くっ。(炎の壁が耐えきれずそれらは砕け
……くっ。(炎の壁が耐えきれずそれらは砕け
ツムギ :
はぁ……はぁ……っ、(残心——
はぁ……はぁ……っ、(残心——
ツムギ :
うぐっ、……… (然し、肩で息をするほどに追い詰められた自身もまた、すぐに膝をついてしまうだろう。
うぐっ、……… (然し、肩で息をするほどに追い詰められた自身もまた、すぐに膝をついてしまうだろう。
オルロック :
……薬の類の警戒を怠ったか…。
……薬の類の警戒を怠ったか…。
アクティブシーンが終了しました。
オルロック :
不覚……。(杖にもたれたまま、その身をゆっくりと倒れさせ。
不覚……。(杖にもたれたまま、その身をゆっくりと倒れさせ。
ツムギはオルロックを応急手当した。
オルロックは[気絶]でなくなった
ツムギ :
……退、け……白十字よ……
……その炎は、ツムギが身で受け止めた、…… シフォン様には、触れさせん……
……退、け……白十字よ……
……その炎は、ツムギが身で受け止めた、…… シフォン様には、触れさせん……
オルロック :
そうさせてもらおうか……(倒れた体を、炎が包み込み焼焦がして行く。
(やがて灰も残さず、炎も消え失せ跡形も無くなって行くだろう。
そうさせてもらおうか……(倒れた体を、炎が包み込み焼焦がして行く。
(やがて灰も残さず、炎も消え失せ跡形も無くなって行くだろう。
オルロック :
闇に紛れる…!
オルロックは[
ステルス]になった
オルロック :
(焼けた跡には白銀に輝くシンボルだけが残されている。
(焼けた跡には白銀に輝くシンボルだけが残されている。
ツムギ :
……う、っ……。(その姿を見届けてから、刀を杖にようやく立ち上がって。足元に残された徽章を見て、炎の焼け跡の広がる腕を何とか伸ばして、掴み取った。
……う、っ……。(その姿を見届けてから、刀を杖にようやく立ち上がって。足元に残された徽章を見て、炎の焼け跡の広がる腕を何とか伸ばして、掴み取った。
オルロック (
お相手ありがとうございました〜これにて撤退致します…
)
ツムギ (
ありがとうございました…!
)
シフォン :
(終わったと見れば、寄っていく。わざとらしく足音を鳴らして。
(終わったと見れば、寄っていく。わざとらしく足音を鳴らして。
オルロック (
また何処かで〜!
)
シフォン (
ええ、お疲れ様。
)
ツムギ :
……白十字。(手のひらに載せた白銀を眺めて、ぽつりと呟いて。
……白十字。(手のひらに載せた白銀を眺めて、ぽつりと呟いて。
ツムギ :
……はっ、シフォン様……!(少し遅れて、足音に振り返った。
……はっ、シフォン様……!(少し遅れて、足音に振り返った。
シフォン :
ご苦労様。大丈夫かしら?(マントの裾がそちらに伸びていき…体を支えようとするだろう。
ご苦労様。大丈夫かしら?(マントの裾がそちらに伸びていき…体を支えようとするだろう。
ツムギ :
は、はい。ご覧いただいた通り、ツムギは悪しき白十字を成、ば、い……(無理に見栄を張ろうとするも、おぼつかない足取りのまま、それに身を預けた)
は、はい。ご覧いただいた通り、ツムギは悪しき白十字を成、ば、い……(無理に見栄を張ろうとするも、おぼつかない足取りのまま、それに身を預けた)
シフォン :
…ふふ。退屈もすっかり紛れたわ。感謝しなきゃね。(くす、と笑って…
…このまま詰所でまで送ってあげようかしら?(今度は悪戯っぽく笑った。
…ふふ。退屈もすっかり紛れたわ。感謝しなきゃね。(くす、と笑って…
…このまま詰所でまで送ってあげようかしら?(今度は悪戯っぽく笑った。
ツムギ :
そ、そんな……もとよりシフォン様のお手を煩わせてはならないと、身を挺した次第ですから……そのようなこと……
そ、そんな……もとよりシフォン様のお手を煩わせてはならないと、身を挺した次第ですから……そのようなこと……
ツムギ :
…………(口から発せられる言葉とは裏腹に、ぴたりとくっつけた身を離そうとはせず。
…………(口から発せられる言葉とは裏腹に、ぴたりとくっつけた身を離そうとはせず。
シフォン :
ツムギ…?(少し間を置いて)……ふふ、そのまま捕まってなさい。(また笑みを浮かべて――
ツムギ…?(少し間を置いて)……ふふ、そのまま捕まってなさい。(また笑みを浮かべて――
シフォン :
(返事を待たずに、トン、と地を蹴ると…空に跳び上がる――)
(返事を待たずに、トン、と地を蹴ると…空に跳び上がる――)
ツムギ :
——はっ、シフォンさ、ま……ぁッ!
——はっ、シフォンさ、ま……ぁッ!
ツムギ :
(感じたことの無い中空の浮遊感。思わず、ぎゅっと目を閉じて。そのまま身を委ねた。)
(感じたことの無い中空の浮遊感。思わず、ぎゅっと目を閉じて。そのまま身を委ねた。)
ツムギ :
闇に紛れる!
ツムギは[
ステルス]になった
シフォン :
闇に紛れる!
シフォンは[
ステルス]になった
シフォン :
(影がバルコニーにやってきて……
(影がバルコニーにやってきて……
シフォン :
(ふわりと降り立った。
(ふわりと降り立った。
シフォン :
闇に紛れる!
シフォンは[ステルス]でなくなった
シフォンは[
ステルス]になった
シフォンは[ステルス]でなくなった
ツムギ :
闇に紛れる!
ツムギは[ステルス]でなくなった
ツムギは[
ステルス]になった
ツムギは[ステルス]でなくなった
シフォン :
(それから、抱きとめていたツムギを降ろして。
(それから、抱きとめていたツムギを降ろして。
ツムギ :
……(飛ぶ術の無い自らが初めて目にした景色。それが今も朧気に広がっているような気がして、暫し茫然と)
……夜空は、どこまでも広がっていることは分かっていました。然し、
……(飛ぶ術の無い自らが初めて目にした景色。それが今も朧気に広がっているような気がして、暫し茫然と)
……夜空は、どこまでも広がっていることは分かっていました。然し、
ツムギ :
この地もまた、こんなにも広いだなんて、ツムギは知りませんでした。
この地もまた、こんなにも広いだなんて、ツムギは知りませんでした。
シフォン :
ふふ、貴重な体験だったかしら。また見たいなら…ツムギなら頼まれてもあげてもいいわ。
ふふ、貴重な体験だったかしら。また見たいなら…ツムギなら頼まれてもあげてもいいわ。
ツムギ :
シフォン様……、
シフォン様……、
ツムギ :
ツムギの生きる理由が、また一つ増えました。
ツムギの生きる理由が、また一つ増えました。
シフォン :
ふふ。(短く笑った)
ふふ。(短く笑った)
ツムギ :
この身は、本来は朽ちていたはずの身。卿に生を受け、新たな名を授かり。
そして今、ツムギは初めて、明日を迎えることに心を躍らせてしまいました。
シフォン様。また、貴女と共に夜空を駆けたい。誰の為でもない、ツムギの望み。
この身は、本来は朽ちていたはずの身。卿に生を受け、新たな名を授かり。
そして今、ツムギは初めて、明日を迎えることに心を躍らせてしまいました。
シフォン様。また、貴女と共に夜空を駆けたい。誰の為でもない、ツムギの望み。
シフォン :
……そう。(優しさのある目付きで見遣って。
……なら、自分も大事にしなさいね。
……そう。(優しさのある目付きで見遣って。
……なら、自分も大事にしなさいね。
ツムギ :
ツムギ自身を、でしょうか。
ツムギ自身を、でしょうか。
シフォン :
ええ。ちゃんと傍に居てもらわないとね。
ええ。ちゃんと傍に居てもらわないとね。
ツムギ :
シフォン様の、お傍に……(畏れ多いと、躊躇いを見せるも、それを認められたことの嬉しさの方がずっと大きくて
シフォン様の、お傍に……(畏れ多いと、躊躇いを見せるも、それを認められたことの嬉しさの方がずっと大きくて
ツムギ :
……はいっ。(無邪気な子供が見せるような笑みで応えた。
……はいっ。(無邪気な子供が見せるような笑みで応えた。
シフォン :
(にこりと微笑んで)…さて…そうと決まれば…怪我は治さないと行けないわね?私達と違って、すぐには治らないのでしょう?
(にこりと微笑んで)…さて…そうと決まれば…怪我は治さないと行けないわね?私達と違って、すぐには治らないのでしょう?
ツムギ :
……次は、完璧なツムギで在って見せます。(それを指摘されると、火傷痕が痺れるような感覚。つい幸せの余韻に浸っていて感じていなかった痛みが少しずつ身体に戻ってきて。
……報告にも、戻らねばなりません。(懐にしまっていた白銀の証を手に取って、握り締めた。
……次は、完璧なツムギで在って見せます。(それを指摘されると、火傷痕が痺れるような感覚。つい幸せの余韻に浸っていて感じていなかった痛みが少しずつ身体に戻ってきて。
……報告にも、戻らねばなりません。(懐にしまっていた白銀の証を手に取って、握り締めた。
シフォン :
……ええ、しっかりと務めを果たして、しっかりと休みなさいね。
……ええ、しっかりと務めを果たして、しっかりと休みなさいね。
ツムギ :
はい。次に備えることとします。
……(扉に手を掛けようとしたところで、名残惜しそうに振り返って。)
はい。次に備えることとします。
……(扉に手を掛けようとしたところで、名残惜しそうに振り返って。)
シフォン :
……ふふ。
(近寄って、手を取って…少しだけ握ってあげた。)
……ふふ。
(近寄って、手を取って…少しだけ握ってあげた。)
ツムギ :
……シフォン様、…… 必ずや、お傍に。(握られた手に逆の手を優しく重ねて、愛おし気に告げてから、静かに頷いた。)
……シフォン様、…… 必ずや、お傍に。(握られた手に逆の手を優しく重ねて、愛おし気に告げてから、静かに頷いた。)
シフォン :
期待しているわ。(微笑んで、数歩下がり。
またね。(手を振った。
期待しているわ。(微笑んで、数歩下がり。
またね。(手を振った。
ツムギ :
はいっ、良い夜を……。
はいっ、良い夜を……。
ツムギ :
闇に紛れる!
ツムギは[
ステルス]になった
シフォン :
ふふ……(一人になったバルコニーで楽しそうに笑うと…地を蹴って飛び立った。)
ふふ……(一人になったバルコニーで楽しそうに笑うと…地を蹴って飛び立った。)
シフォン :
闇に紛れる!
シフォンは[
ステルス]になった