■"宵闇の国" - Alice Game 決して夜の明けない、闇の世界。 ここでの経験は、目が覚めた頃には全て忘れてしまう。 しかし、闘いの経験は、身体に染みついていくだろう。 表舞台に影響しない、PvPボードです。 練習や、勢力の都合では難しいバトルにご利用ください。
ルシル :
あっ昨日の!(どこからかパタパタとやってくる)
ツムギ :
……ルシル、だったか。
ルシル :
うん!ルシルだよ~
ツムギ :
相も変わらず、喧しいものだな……
ルシル :
えぅ…、うるさかった…?
ツムギ :
まあ、悪いとは言ってない。

お前のことだ。どうせ、今宵も遊び相手を捜していたのだろう?
ルシル :
そうだけど、もしかして遊びに来たの!?(パァ)
ツムギ :
……どうにも、ツムギの……私の精神は、この場に惹かれてしまうようでな。
ルシル :
そうなんだ。じゃあルシル先に入ってるね!(スキップをしながら中へと)
場内に降りますか?
ルシルは[
青]になった
ツムギは[
赤]になった
ツムギ :
さて、——油断ならん相手だとは、知った。

尤も、容易く膝をつくつもりもない。
ルシル :
もしかしてほめてくれてる?えっへん!
ルシル :
きょうはかつよ!
ツムギ :
気迫だけでは超えられ——
ツムギ :
……来い。持ち得る全てをぶつけて見せろ。

戦闘開始
ツムギ :
見切らせなどしない。 雷火!
剣先が素早く繰り出された! 達成値:32
+13
ツムギはWillを使用した!
ルシルの
防御はAPが足りず失敗した。
ルシルに30のダメージ  
+18
ルシルは[
重傷]になった
ルシルは[
気絶]になった
ツムギ :
……惜しいな。だが、私は一歩先を往き続けるよ。
ルシル :
ぎゃふん…!つかまっちゃった…
ツムギ :
胆力は十分。良い勝負だった。
ルシル :
ふふん、ありがとう!
ツムギ :
お前の退屈を少しは紛らせることが出来たか?
ルシル :
うん!お姉さんはどう?
ツムギ :
ああ……禄でもない悪夢に眠りを妨げられるよりは、マシだったかな。
ルシル :
悪い夢?
ツムギ :
疲れている時は、みがちなものだ。

……見方によれば、此処も悪夢の内なのかもしれないが。ルシル、お前のような奴が居るから、そうでもないようだ。
ルシル :
そう?よかったー…。こわい夢をみるとぎゅっってなっちゃうもんね
ツムギ :
……身に覚えがあるのか。
ルシル :
ルシルもね。たまに見るんだ。パパとママとはなればなれになっちゃう夢…
ツムギ :
親元を離れるというのは、やはり心苦しいか?
ルシル :
すきな人ともう会えなくなるのはだれだって悲しいよ
ツムギ :
そうか…… そうだな。
ツムギ :
……やがて夜が明ければ、私は再び此処から消えることとなる。

紬斬として生き、使命を果たさねばならないからな。
ルシル :
そっか、がんばってるんだね……
ツムギ :
……此処でお前と戯れを過ごしている内は、かつての自分に戻ったかのような気がする。

父母と共に命を落とした、落とすべきだったはずの、私に。
ルシル :
お姉さんはパパとママ、いないの?
ツムギ :
ああ。もうとうの昔にな。まだ私が、お前とそう背丈の変わらない頃の話だ。
ルシル :
そうなんだ…つらかったね……(涙声交じり)
ツムギ :
……どうだったかな。悲しむよりも、怒りが込み上げていた覚えがあるよ。
ルシル :
怒った…?
ツムギ :
ああ、……絶望に屈することは容易かっただろうな。だが、足掻いたお陰で、私は新たな生を受けた。

ルシル。どうしようもない理不尽を押し付けられた時、お前は足掻くことが出来るか?
ルシル :
そうだね。大切なものはなくしたくないもん
ツムギ :
……強い心を抱くことが叶ったな、ルシル。

ルシル、変なことを聞いても?
ルシル :
なに?
ツムギ :
私とのひと時は、お前のそれに相応しいか?
ルシル :
?お姉さんはルシルの友だちでしょ?なんで?
ツムギ :
……杞憂だったか。

……ならば、お姉さん呼ばわりはよせ。
ルシル :
え~…じゃあなんてよんでほしい?
ツムギ :
……。
ツムギ :
……○○○。大事なものと共に生きることが叶わなかった少女の名だ。

お前が護ってみせろよ、ルシル。
ルシル :
○○○ちゃんね……わかった!
ツムギ :
……微睡みから覚めるのも近い。ではな。
ルシル :
うん。またあそぼうね!
ツムギ :
(静かに微笑むと、地を蹴り、闇夜へと飛び立った)